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車の代わりに自転車を、握手の代わりにお辞儀を、そしてフォークの代わりに箸を使う?この本は、トレーシー・アン・ハイマンが日本で修士号を取るべく、アジアでも有数の大学として知られる、東京大学に留学した体験を綴ったものです。それまで慣れ親しんだ環境からは180度違う場所で過ごした実体験は往往にしてコミカルで、新しい生活に慣れようと努力する一方で、故郷ジャマイカから8000マイルも離れた国で暮らし、カルチャーショックに見舞われるさまを描きます。そんな体験を通して自分自身を発見し、ジャマイカの黒人女性としてのアイデンティティを見つめ直すことになりました。西洋人の多くがそうであるように、トレーシーが日本で過ごした時間は、初めてお箸を使って食事をしたときの体験に象徴されています。どちらも、初めは困難極まりなくても、徐々に習得していくのです。トレーシーの日本での冒険を一緒にたどりましょう。文化的な違いに関する予備知識を全く持たないまま日本に到着し、だんだんと生活に慣れたと思った矢先、2011年の東北大震災が引きおこした福島の原子力発電所の事故によって、あわただしく出国を余儀なくされるまでのお話です。